大学4年生の今季は、リーグ戦7試合(スタメン2試合)でプレータイムは288分。まだ無得点だが、ルヴァン杯ではゴールを決めている。正式加入する来季は、ピーター・ウタカとの併用の中で結果を残し、定位置奪取に期待。高校時代はプロ野球選手の根尾昂(中日)と同級生。ブレイクのタイミングとしては頃合いだ。

 ここに挙げた面々以外にも現在のJリーグの各クラブには優れた才能を持つ若手は多くおり、日本サッカー界の選手層は間違いなく厚くなっている。その中から傑出した存在になれるかどうか。20歳前後の選手たちは、キッカケがあれば一気に成長できる。その“進化の瞬間”を目の当たりにできることは、見る側にとっても実に幸せなこと。2023年、多くの選手たちの“大ブレイク”を期待したい。(文・三和直樹)

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