9月末から公開中の映画「マイ・ブロークン・マリコ」で、主演を務めている永野芽郁(23)。永野演じる主人公が遺族から親友の遺骨を奪い、親友の魂を救うために遺骨と共に旅をする姿を描いた作品で、鬱屈した日々を送るOL役を熱演。喫煙シーンや乱暴な口調、態度などその“やさぐれ”ぶりが話題になっている。
【写真】清純派から“大人の色気”を出せるようになった人気女優はこの人
2018年にNHK連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロインを演じるなど、これまで清純派の印象が強かった永野。今作ではイメージとは真逆の役だが、SNS上では「やさぐれ感、まじで最高すぎる」「違和感なく見入っていた」など、称賛の声が目立っていた。清純派というイメージからの脱却に苦労する女優もいる中、永野は今作であっさりと新境地を開いた印象を受ける。
「永野といえば、昨年放送された戸田恵梨香とのW主演ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』でのコミカルな演技も素晴らしかった。やる気がなく意識も低い新人警察官役で、戸田演じる優秀な先輩警察官とバディを組んで成長していく姿を好演。当たり役との声もあり、ヘタレがたくましくなっていく役がハマっていた印象です。一方、同年に公開された主演映画『地獄の花園』では、職場での派閥争いのために特攻服を着たOLたちの抗争に巻き込まれる主人公という役を熱演。ツバ吐きや暴言、ケンカのシーンなど強い女性を表現し、この頃から徐々に清純派からの脱却の片鱗を見せていました」(テレビ情報誌の編集者)
9月まで放送されていた主演ドラマ「ユニコーンに乗って」(TBS系)では、自ら起業した教育系企業の最高経営責任者(CEO)役を演じた。徐々に役の幅を広げようという姿勢を感じるが、女優としての能力の高さを感じさせるようなエピソードは多い。
「日曜日の初耳学」(TBS系、8月21日放送)では、泣くシーンについて「涙の量を調整できる」と告白。涙も水分なので、すごい勢いで水を一気飲みして、深呼吸に近い呼吸で息を吐いて吸って……と、呼吸の仕方を変えると泣きのモードに入っていくという。