一人息子の小学校受験に挑んだ宮崎謙介さん(撮影/上田泰世・写真映像部)
一人息子の小学校受験に挑んだ宮崎謙介さん(撮影/上田泰世・写真映像部)
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 小学校受験の本シーズンとなる11月が近づいてきた。「親の受験」とも言われ、その対策はまさしく真剣勝負。元衆議院議員の宮崎謙介さんも、昨年、息子さんの小学校受験を経験した。難関小合格への道のりには、息子さんと向き合う工夫、妻で元衆院議員の金子恵美さんとの協力体制などがあった。リアルお受験談から見えてきた、宮崎さん流“父親の役割”とは。

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―もともと小学校受験に関心があったのでしょうか。

 我が家が小学校受験を決めたのは、息子が年中になるときです。まわりの受験組からは、「もう遅い」と言われ、焦ったことを覚えています。私も妻もずっと公立で学んできましたので、受験は考えていなかったんです。ただ、仲のよいママ友が、自身の卒業した私立小にお子さんも通わせていて、私立教育の魅力を常々耳にしていました。いいなと感じたのが、小学校からのメンバーで持ち上がっていくので、大人になってからも付き合いが続くこと。私の子ども時代は、商社マンだった父親の仕事の都合で、幼少期はマニラで過ごし、小学校、中学校と転々としました。密な友人関係は、一人息子にとって、プラスになるだろうと思ったのがきっかけです。

―小学校受験は「親の受験」とも言われます。

 受験は母親次第という見方がまだ根強いと思いますが、受験の先輩パパたちからは「父親のコミットが大事だよ」と聞いていました。関わり方はそれぞれあってよいと思いますが、私の場合は、もともと「育児をやる」と心に決めていたんです。特に幼児期は、とことん向き合いたいと考えていたので、受験もやれる限りのことをやろうと。

 まず、生活スタイルをがらっと変えました。年中になるときに保育園から幼稚園に切り替えたんです。保育園のありがたいサポートで朝から晩まで仕事に集中できましたが、息子と一緒にいる時間があまりなく、「本当に向き合えているだろうか」と不安になったんです。まずは息子と過ごす時間を増やすことから実行しようと考えました。

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