エスコンフィールド北海道
エスコンフィールド北海道
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 日本ハムの新球場・エスコンフィールド北海道が本塁後方のファウルゾーンの広さが基準を満たしていなかった問題で、プロ野球12球団と日本野球機構(NPB)が14日に臨時12球団代表者会議を開き、来オフ以降に改修することを前提に来季は特例で使用を認めることが決まった。

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 前代未聞の騒動は、2つの問題がクローズアップされている。1つ目はエスコンフィールド北海道のホームベースからバックネットまでの距離が約15メートルで、公認野球規則が規定した60フィート以上(18.288メートル)を満たしていないこと。そして、もう1つの大きな問題は、球場が完成間近になって、距離が3メートル足りないことに気づいたことだ。今月7日に12球団の会議で指摘されたことが発端となったが、今年3月のメディア向け内覧会ファウルゾーンの距離が「15メートル」であることは公表されている。

 北海道のテレビ関係者は、「日本ハムは新球場の設計図が完成した時にNPBの審査を受けるべきだった。なぜその手間を怠ったのか。ルールに反したので改修工事をしなければいけないのは当然だと思います。一方で、ファウルゾーンが狭いメジャー式の球場であることは従来の日本の球場にない特色で、地元のメディアでも再三報じられていた。NPBはもっと早い段階で気付けたはず。こういったお粗末な事が起きないように、ルール整備は必要だと思います」と話す。

 公認野球規則の内容はメジャーの「オフィシャル・ベースボール・ルール」を翻訳されたものとされている。だが、解釈については日米で微妙に違う項目もある。本塁からバックネットのフェンスまでの距離もその一つで、公認野球規則では60フィート以上(18.288メートル)が「必要」と記載されているのに対し、オフィシャル・ベースボール・ルールは60フィート以上が「推奨される」と表現されている。実際に、メジャーで60フィートを満たしている球場は少ない。

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