12月9日は雅子さまの59歳のお誕生日。今年後半は、エリザベス女王の国葬でイギリスに行かれたほか、1泊2日で沖縄、兵庫など地方への訪問もなされた。来年、令和5年を迎えると、当然のことながら皇后陛下としても5年目に入る。この1年を写真で振り返る。
【写真】気品あふれる…エリザベス女王国葬での雅子さま「ブラックフォーマル」の装い(他5枚)
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昨年12月9日の日付で公表された【皇后陛下お誕生日に際してのご感想】の冒頭では、雅子さまのお言葉で、愛子さまのことをつづられたのは印象的であった。
「娘の愛子が成年を迎え,多くの方々から温かい祝福を頂きましたことに心から御礼を申し上げます。5日に行われた成年の行事もおかげさまで無事に終えることができ,安堵いたしました。愛子が生まれてからの20年間は長かったようにも,あっという間だったようにも感じられますが,様々な思い出が思い起こされて感慨深く思います」
愛子さまが20歳になられた喜びを表された一方で、同時に発表される【皇后陛下のお誕生日に際しての医師団見解】によれば雅子さまの体調は「新型コロナウイルス感染症のために御活動が制限され,御体調が整いにくくなっていらっしゃる」とあり、快復の途上であるとされている。
そんななかでも、今年の夏以降、天皇陛下と雅子のお出ましが急速に増えた。きっかけはエリザベス女王の国葬ではないかともいわれている。
【エリザベス女王の国葬へ 天皇陛下と雅子さま弾丸2泊4日】
9月17日から2泊4日のいわゆる弾丸な日程でエリザベス女王の国葬に出席するために訪英された天皇陛下と雅子さま。皇室の海外訪問は、2017年、現在の上皇さまと美智子さまのベトナム・タイご訪問以降、5年以上ぶりのことだった。
国葬後のレセプションは、側近なし、通訳なしで天皇陛下と雅子さまは各国の参列者と交流を深めたそうだ。帰国は20日夜だったが、雅子さまは15時間近くのフライトのお疲れの様子も見せず、西村泰彦宮内庁長官と言葉を交わされた。そのときの雅子さまのマスク越しでもわかる晴れやかな笑顔がイギリス訪問の充実ぶりを物語っていた。