雅子さま59歳お誕生日　エリザベス女王の国葬参列以降増えたご公務の理由とは

【イギリスから帰国後も地方へ2年8カ月ぶりのご訪問】

　これまで、雅子さまは大きな行事のあとはお疲れが残ることもあると報告されていたが、帰国から10日後の10月1日、天皇陛下と雅子さまは2年8カ月ぶりに地方を訪問された。

　訪問先は栃木で開催された「とちぎ国体」（第77回国民体育大会）で、総合開会式会場のカンセキスタジアムとちぎへの沿道には、当日の詳細は発表になっていなかったものの天皇陛下と雅子さまのお出ましを待つ人たちが見られた。この日の雅子さまは秋晴れの青空に映えるロイヤルブルーのスーツで笑顔が弾けていた。

　続けて、10月6日には「鉄道開業150周年記念式典」（千代田区・東京ステーションホテル）、13日には「調停制度施行100周年及び日本調停協会連合会創立70周年記念式典」（千代田区・国立劇場）に天皇陛下と雅子さまはそろってお出ましになっている。

【天皇陛下即位後初、雅子さまとそろって沖縄ご訪問】

　10月22～23日には、即位後初めて沖縄を訪問された天皇陛下と雅子さま。宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれた国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭の開会式では、天皇陛下は淡いグレーのスーツにイエローグリーンのネクタイ、雅子さまは、それに色合わせしたイエローのセットアップの装いだった。別の訪問先では、かりゆし姿でお出ましになるなど、沖縄への思いが装いからも表れていた。

【兵庫ご訪問ではスパコンの視察も】

「秋の三大行幸啓」とよばれている3つの地方訪問のうちのひとつ「全国豊かな海づくり大会」（兵庫県）への出席もされている。11月12～13日の日程で兵庫県をご訪問。「海づくり大会」前日の12日には神戸市の理化学研究所計算科学研究センターでスーパーコンピューター「富岳」を視察された。13日は明石市で開催された「海づくり大会」の式典行事に出席し、稚魚などを漁業関係者に手渡されたり、明石港の護岸から漁船によるパレードを観覧されたりした。

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