楽天の外野陣は今季リーグ最多安打の島内宏明と、2年連続ゴールデングラブ賞の辰己涼介は盤石。加えて、今オフに中日から加入し、勝負強い打撃が売りの阿部寿樹も基本は内野手だが、外野の守備にも就くことが可能だ。さらに18年の新人王である田中和基、本職は内野手ながら外野手にも挑戦している小深田大翔、山崎剛も控える。

「2年間で1億7000万円減という厳しい現実に直面した。マイペースな男だが現実は理解している。バットコントロールの巧みさや補殺で見せる技術など、飛び抜けたものを持っている。肉体、精神の両方のコンディションを整えればやれる。1番打者に定着すればチームの得点力も上がり、勝利数も間違いなく増える」(楽天関係者)

 日本ハムから同様にノンテンダー通告された大田泰示はDeNAでまずまずの結果を残した。秋吉亮は独立リーグ・福井からソフトバンクへの入団を果たすも1年で戦力外となった。最も活躍が期待された西川だったが、ここまでのところ結果は出せていない。

「大田も一軍に帯同していたとはいえレギュラーを確保できなかった。西川も春先だけの活躍で年間を通じての戦力になれていない。このままでは日本ハム編成部の眼力が正解だったことになる。来季はまさに正念場、成績次第では戦力外もあり得る」(楽天担当記者)

 来シーズンは31歳とまだまだ老け込む年齢ではない。持ち前のスピードを生かし、来季こそ楽天の優勝に貢献することができるのか。かつてはメジャー移籍も夢見た日本が誇るスピードスターの復活を期待したい。

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