――しかし、NHK党の国会議員はあなたを含め2人。数が力となる政治の世界では、あなたの考えを実現するのはかなり厳しいのでは?

「それはわかっている。ドバイにいるから海外の政治もみています。日本でも自民、公明両党の連立政権を倒すには、野党が一つになり、連立を組んで歩調を合わせないと難しい。自民党に文句言って国を変えたいなら、バラバラでは実現できません。自民党を政権から引きずり下ろす、その一点で連立を組んで、自民党か野党かと国民に問うべきだ。そうしないといつまでも、搾取されるばかりになる。岸田首相は『国民を豊かにする』と言いながら、また増税を持ち出している」

――もし野党が「連立を組む」となった場合、NHK党はどう動くのですか?

「俺は野党側に加わりたい。原発も反対している。広島、長崎に原爆が落とされ、世界で唯一の被爆国なのに、なぜ原発推進なのかわからない。実は、NHK党から出馬を、と誘いがあったとき、いろいろな人脈があって、『公明党から出ないか』と言われたこともあった。けど、俺がYoutubeで“たたく”芸能人には、創価学会の人もいる。それを忖度するのも、創価学会に入るのも嫌だったので断った。俺は野党で政治を変えたい。(N党の)立花孝志党首は、また別の考えかもしれないが、立花党首からは『自由に発言していいから』と言ってもらっている」

――「国会に出席しないのはけしからん」という指摘があります。参議院からも欠席理由を尋ねる書面が党に渡されていますが、どのように考えていますか。

「選挙のときから、『海外で立候補し、活動する』と言って、それで選ばれている。国会に出なくても、役所からオンラインでヒアリングを受けるなど、議員活動はしています。SNSでもその様子は配信しています。先日、財務省からレクがあったけど、話している言葉があまりに難しすぎて『そんなもんを国民がわかりますか。まず私がわかるように説明してください』と問いただしました。普段、そんな指摘をする国会議員はあまりいないようです。『わからない』『もっとわかりやすく』と声をあげていくことで、何か変わっていくならいいと思う。オンラインでも参院議員としてやれるという手応えは十分ある。ただ、いずれ機会をみて国会には必ず出ます。約束します」

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