真っ黒に日焼けした姿のガーシー氏
真っ黒に日焼けした姿のガーシー氏

――岸田首相への不満を語られていますが。

「どんな商売でも、2代目、3代目と続くとダメになっていく例はよくある。その典型が政治家。俺は参院選で、『ユーチューバー』『暴露のガーシー』で当選できた。もう、新聞、テレビだけが発信源という時代ではない。ネット、SNSなどで、政策や主張を国民に届けられる。俺はこうして海外にいるが、国会議員に当選した。ありえない、できない、常識外とされていたことができた。あのホリエモンでもバッジはつけられなかった。俺の当選で、有名なユーチューバーのなかには、次は自分も選挙に、と狙ってくる人が出てくると思う」

――政治家として、SNSでどんなことをやりたいのですか。

「永田町の政治では、政党に所属し、当選回数が何回、ということが重要になるが、そんなことにとらわれていては、いつまでたっても日本の政治は変わらない。岸田首相を見ればわかる。何を言っても全然、心に響かない。『ガーシーの言うことのほうがまともだ』という声もSNSで届きます。発信力がある人間なら、国民に直接届いて理解してもらいやすいSNSという手段を使えばいい。今後の選挙では、俺に続いて発信力のある人たちをどんどん当選させて、国会に送り込みたい。参院議員としての報酬は、そういうことのために使おうと、プールしています」

――でも、選挙の投票率は変わらず低いです。選挙で投票に行っても何も変わらない、という若者の声をよく聞きます。

「投票率が低すぎる。さらに、投票率が高くならない方がいいという政治家もいる。そういうところを変えないといけない。国民が直接、国のトップを選ぶ大統領制を考えるべきだ。そうなると、自分の一票で政治が変わることを実感しやすいから国民の意識も違ってくる。参院選に俺が出たことで、投票したいと足を運んでくれた若い人が多くいた。凍結される前の俺のYoutubeのフォロワーは、100万人を超えていた。他のSNSも含めれば、さらに多くのフォロワーがいる。そのフォロワーは、単純計算すれば日本の有権者の3%以上の数になる。それだけの影響力をもつことにもつながる」

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立花党首からは『自由に発言していいから』と言ってもらっている