パトリック・ハーランさん
パトリック・ハーランさん
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 ハーバード卒業後、投資を25年以上続けてきたパトリック・ハーラン(パックン)は、「暗号資産」に投資することに対して、懐疑的な考えを持っています。そもそも「資産と思ってほしくない」とすら断言します。パックンはどうしてそのように考えるのか? 最新刊『パックン式 お金の育て方』から一部を抜粋・再編して紹介します。

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■リターンがデカいものは、リスクもデカい!?

 ハイリスク・ハイリターンの資産運用法というのも一応存在していることを、ここで紹介しましょう。もちろん、おすすめはしないけどね!

 為替レートの変動を先読みして通貨を売買する「FX」もあれば、原油や麦、天然ゴムなどの「コモディティ(商品)」の価格変動を先読みする「先物取引」のような「デリバティブ」もあります。

 一方、株価上昇を期待する普通の株式投資と真逆で、株式が値下がりすることに賭ける「空売り」もあります。

 これらをやるときには、「証拠金」といういわば手付金を使えば、大量にお金を借りて投資できるのです。

 儲かる可能性も上がればリスクも急増します。

 ほかにも、未上場の企業に投資することもできます。

 起業家の知り合いがいるなら、直接やってもいいですが、今の時代はそんなコネがなくても、クラウドファンディングや、投資サイトを通して簡単にできます。もちろん、自分で起業することも可能です。

 これらの(投資というよりも「投機」に近い)「選択肢」には、けた違いのリターンの可能性もありますが、同時にけた違いのリスクも伴うのです。

 やってみてももちろんいいですよ!

 でも、しっかり時間や気力をかけながら、消えてもかまわない余剰金だけ使って、勉強してから始めてください。 

 投資初心者が手を出す必要はまったくないです。玄人の僕でも、結局面倒くさくてほとんど手を出していません。

 毎日、資産運用に考えを巡らせるよりも、お金を「ポン!」とインデックスファンドに投資して、子どもとUNOでもやっているほうが、僕は幸せを感じます。

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暗号資産に「投資」をする危険性