「Forbes」によるNBAチームの2022年の資産価値ランキングでは、レイカーズは59億ドル(約7926億5000万円)でNBA第3位。これはサッカーのレアル・マドリード、バルセロナを凌ぐ数字で、つまり八村は世界トップクラスのプロチームに加入したということになる。
現在のチームメイトも“キング”レブロン・ジェームズとADことアンソニー・デイビスというスーパースターを抱えており、こうしたメンバーとオフコート・オンコートを過ごすことは、バスケットボール選手として大きな意味を持つことになるだろう。
では来シーズン以降、八村にはどんな未来が待っているのだろうか?
八村加入後のレイカーズは、トレード期限までにロスター刷新を敢行。ディアンジェロ・ラッセル、マリーク・ビーズリー、ジャレッド・バンダービルトらを迎え入れ、パトリック・ベバリー、トーマス・ブライアント、そしてラッセル・ウェストブルックらを手放し、メンバーは大きく入れ替わった。
現時点で、来シーズンもレイカーズに残ることが決まっているのは、ジェームズとデイビス、バンダービルト、マックス・クリスティーだけ。つまり、レイカーズにはかなりのキャップスペースが確保されるということだ。となると、制限付きFAとなる八村にも残りシーズンの活躍次第で、大型契約を結べる可能性が残されているということになる。
レイカーズは15日時点で、27勝32敗で西カンファレンス13位。プレーイントーナメント進出ラインの10位までは2ゲーム差をつけられている。残り試合で、八村がチームをプレーイン、あるいはプレーオフ圏内まで牽引するプレーを見せることができれば、来シーズン以降も“パープル&ゴールド”をまとった八村を見ることができるだろう。(文/田村一人)