「夫の死後、18年に再婚し、現在は2人の子どもがいます。昨年11月に自身のインスタグラムのストーリーズでは『娘と出張旅』とつづり、娘の後ろ姿を公開したのですが、ネット上には『元夫の家族が、あなたが子供と戯れて幸せそうな姿見て、どう思うか想像できないかな』と批判的な意見もありました。公開しなくてもいいのにわざわざ公開するところは、やはり相当なメンタルだなとは感じます」(同)

 SPEED関連以外の仕事でも、女優としても復活を望んでいるのかもしれない。昨年7月、久々に舞台出演もしている。

「都内で上演された『GOHCAGO~御加護~』に日替わりゲストとして出演していました。劇中『酒を飲むと男性と距離が近くなる』と告白するシーンがあったり、お笑いタレント・ヒロシのパロディーで、『タカコです……上原多香子、何してるの? って思った方。私も同じ思いです』と、自虐を交えたネタを披露したりしていました。彼女の過去をふまえると笑えない人も多いと思うのですが、それでもやってしまう“鋼のメンタル”はすごいと思います。20代のころから数々の芸能人と浮名を流して“肉食系”と言われ、女性ウケはよくありませんでした。それにもかかわらず、女性からの支持が欠かせない美容家に転身するあたりも“鈍感力”のたまものと言えそうです。今後、そうした強さを持ち合わせながら、どんな道を切り開いていくのか見守りたいですね」(テレビ情報誌の編集者)

 芸能評論家の三杉武氏は上原の今後についてこう述べる。

「昨今の芸能界は不倫に対する風当たりが厳しく、芸能人はイメージ商売ですから、再婚して母親になったとはいえ、すぐに芸能界への完全復帰は難しいのではないでしょうか。とくに民放キー局の番組はハードルが高そうです。そういう意味では、今年から活動拠点を地元の沖縄に戻したのはよい選択かもしれません。沖縄では今も根強いファンがいますし、上原さんの気質を考えると、地元のほうがのびのび活動できると思います」

 かつての好感度を取り戻すのは簡単ではないだろうが、上原は再び脚光を浴びることはできるのか。今後の活動に注目したい。

(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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