国会で高市氏が立憲側から批判を受けることは、同知事選でマイナスにはならないのだろうか。
「調査結果などは見ていませんから、マイナスになるかと聞かれても困ります。逆に、国民民主党には私も荒井知事も推薦依頼を出しましたが、(県連は)荒井知事を選ばれた。非常に厳しい戦いになりますが、それぞれ戦うだけです」(同)
世論調査などでは、日本維新の会が擁立した元同県生駒市長の山下真氏(54)が一歩リードと伝えられている。
「報道は承知していますが、がんばるのみです。奈良県のポテンシャルは非常に大きいと思っていますので、私はしっかりと経済成長をさせて成長の好循環を持続するということを公約にしています。そのうえで、子育て支援や県民が安心できる財源の確保を訴えていきたいと思っています」(同)
同県知事選には他にも、共産党が推薦する元同県大和郡山市議の尾口五三氏(72)、無所属で元中学講師の西口伸子氏(68)の計5人が立候補を表明している。
争点は4期16年の荒井県政の評価となりそうだが、平木氏も荒井氏も共倒れとなれば、他の候補に知事の座を奪われることになる。保守一本化できなかった影響が注目される。
(AERA dot.編集部・上田耕司)