※写真はイメージです(写真:gettyimages)
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 万一のときのために手厚い保障が付く医療保険だが、いざ家計の見直しを考えると、人によってはその内容は大げさすぎるかもしれない。節約アドバイザーの丸山晴美さんに聞いた。

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「入院の際には日額1万円を支給!」というのが最近の保険業界のスタンダードだが、もらえる金額が大きければ、保険料負担は重くなる。本当に日額1万円は必要なのだろうか? 勤務先からの傷病手当や高額療養費制度の適用で、本人負担は抑えられる。労災と認定されれば、その保険給付もある。

「療養中の生活費程度なら蓄えがあるという人なら、医療保険に加入する必要性はさほどないのです。入るとしても入院給付金は日額5千円で十分です」(丸山晴美さん)

 同じ保険で、日額1万円の保障を5千円に変更すると、掛け捨ての安い保険でも2千円程度は保険料が浮く。身内にがん患者が多い人など、特定の疾患にリスクを感じるなら、がん特約または三大疾病特約を追加(1500~2千円)しよう。(ジャーナリスト・大西洋平、編集部・中島晶子)

AERA 2019年2月25日号

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