「関係者、ファンを含めた誰もが世代交代が近づいているのは理解している。門脇や昨年も遊撃手で試合に出場した中山礼都への期待もあり、坂本の起用について批判が高まっている部分もある。だが、報道やSNS上で言われているほど酷い状態ではない」(巨人OB)
あのイチローでさえ30代の中盤以降は成績が下がり始め、37歳で迎えた2011年シーズンには打率3割を切ってしまった。だが、その後も卓越した打撃技術を時折披露した。坂本も下り坂ではあるが、今までの経験でカバーできる部分も多くあるだろう。
「(ベテラン選手は)一般的に視力の衰えが最初に出てくると言われる。投球をしっかり識別できなくなるから打てなくなるが、同時に打撃は感覚も大きな要素。坂本には天性の打撃センスと技術がある。全盛期までとは言わなくとも、ある程度の成績は残せるはず」(在京テレビ局スポーツ担当)
打撃ではまだまだできるという意見もある一方、その他の面では気になるところもあるという。
「気になったのは守備と走塁。以前のような動きが見られなくなっている。遊撃後方の打球を左翼手に任せるケースが目立ち、落下地点からかなり遠い場所にいる。二遊間の打球への反応も二塁手・吉川尚輝の判断スピードと比較にならない」(巨人OB)
「内野ゴロでの一塁への全力疾走を見ても、足が上がっていないように感じる。ハムストリング(太もも裏)の筋力低下が原因で見られる走り方。今のままでは肉離れなどの重症につながる可能性がある。本人も無意識のうちにセーブをかけているのかもしれない」(在京テレビ局スポーツ担当)
現状、体のコンディションはベストではないのかもしれない。加えて、批判も渦巻いており、プレーに集中できない状況を一時的に回避すべきという声もある。
「思い切ってしばらく二軍で調整させれば良い。ミニキャンプを張って徹底的に鍛え直す。夏場からの勝負どころで万全な状態で一軍に合流すれば大きな存在になれる。大事な局面で出てくれば相手も嫌なはず」(巨人担当記者)