希望する葬儀場や日程にもよるが、定額制で追加料金が基本的には発生しないからこそ、自分が死んだ後の葬儀料金を安心して事前に払い込めるわけだ。

「生涯独身の方でなくても、自分にもしものことがあった時、葬儀に誰を呼んでほしいか、どのような内容でどれぐらいの予算の葬儀をしてほしいかは人それぞれです。生前契約を行うことで、自分がまだ元気なときにじっくり落ち着いて葬儀のことを考えられます」

 死ぬ前から葬儀のことを考えるのは縁起が悪いという時代でもない。自分の葬儀を自らアレンジして、参列者には自分のお客様として在りし日の思い出に浸ってもらうというわけだ。(経済ジャーナリスト・安住拓哉)

※AERA 2018年8月13-20日合併号より抜粋

暮らしとモノ班 for promotion
2024年の『このミス』大賞作品は?あの映像化人気シリーズも受賞作品って知ってた?