「15年に音楽プロデューサーとの結婚・妊娠を発表し、翌年には事務所を退社しました。独立後は、クリエーターとしての活動を開始しコラムサイトを立ち上げるなど、精力的に活動していました。一方で、私生活ではかなり追い詰められていたようで、SNSやブログで夫は軽い発達障害の傾向があると告白したり、待機児童問題の悩みを吐露したりするなど、主に家庭絡みの発言で炎上騒ぎを起こすこともありました。18年、精神的に限界を迎えたおかもとさんは死を考え、離婚届を置いて家を出たと語っています。これが原因で精神科病院へ措置入院することになるのですが、3カ月の入院期間は自分を見直す契機にもなったそうで、離婚、退院後は動画クリエーターとして活躍するようになりました」(同)

■辻ちゃんには勝てないと自己分析

 入院中に原案を担当した映画「青の帰り道」(18年)や、原案・企画を担当したYouTubeアニメ「ウシガエルは、もうカエル。」(20年)などの映像作品が公開され、自身のYouTubeチャンネルも精力的に更新し続けるおかもと。現在は本来やりたかったことを着実に実現しているようだ。さらに今春から、ブログを約3年ぶりに再開させた。

「おかもとさんのインスタやブログでは、メイクやファッション、仕事の話に加えて息子との日々、恋愛への興味などをざっくばらんに“ありのままの自分”として披露し、いわゆる『すてきなママタレ』とは一線を画しています。食事やお弁当もスーパーの総菜や冷凍食品だけでなく、切っただけ、ゆでただけの野菜などもあって、本当にリアルです。とくにモテへの興味を隠さない部分は、世の中のシングルマザーにとってはある種の“救い”になっていると思います。これまで、芸能人のシングルマザーの恋愛は語られにくい部分がありましたが、彼女にはそれを壊していってほしいですね」(女性誌ライター)

 本人は最近、インタビューで「ママタレは自分には絶対にムリ(中略)なぜって、辻希美さんに勝てる要素が1つもない(笑)」(「ENTAME next」23年4月8日配信)と分析しているが、自身を冷静に見られるのも強みだろう。今春、白百合女子大に入学したバツ2シンママの小倉優子や、今やご意見番に転身した鈴木紗理奈など、個性派が居並ぶ芸能人シンママ界にあって、台風の目となるかもしれない。

暮らしとモノ班 for promotion
大人も夢中!2024年アニメで話題になった作品を原作マンガでチェック
次のページ
露出を減らしていたことで“レア感”がある