彼は「政治家は生き残ってなんぼのもの」「政治家でないとできないこと、政治家としてやりたいことがあるから、政治家でいるために合法的なあらゆる手を尽くすべきだ」と常日頃から言っていた。
「本気なら土下座だって泣くことだってできるだろ」「格好つけて『できない』とか言っている奴は、それこそ他人の目を気にして振り回されているんじゃないか?」とよく言っていた。尊敬する先輩政治家だが、当時この発言には違和感を持っていた。しかし今はよくわかる。これも一つの立派な主体性の在り方だ。
人生は自分が主役であるべきだ。死ぬときは思い出くらいしかあの世に持っていけない。他者の視線を気にして生きていても、死ぬときは一人で死ぬのだ。他人の視線に振り回されていては、あっという間に時間がすぎて人生の終わりが来てしまう。そんなことをしていては、自分が自分の意志で生きてきた思い出も作れない。
《ベストセラー『頭に来てもアホとは戦うな!』では、厄介な他人と向き合うための具体的なコツを伝授している。続編となる『頭に来てもアホとは戦うな! 賢者の反撃編』が24日に発売された》