20代権禰宜:うちも、父が引き継いだ時は、地元の人も来ないような、寂しい神社でした。父がボートレースや剣道大会を開催して、徐々に人が集まるようになってきています。
40代宮司:お祭りや催しにも工夫が必要なのかもしれませんね。人が集まることは必要ですが、神さまに祈る大切さも訴えていかないと。本来、神社は感謝と決意表明の場であるべきだと思っていますから。
20代権禰宜:今あること、今日を迎えられたことに感謝して手を合わせる。これは大切なことですよね。
40代宮司:神社の存続は難しいテーマですが、これまで続いてきたことに意味があると、僕は信じています。地域の人が神さまに祈る場所と機会を守っていきたいですね。(構成/編集部・熊澤志保、ライター・福光恵)
※AERA 2018年1月15日号
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