40代宮司:富岡八幡宮のような事件が報じられると、「神社はもうかる」と思うかもしれませんが、ほとんどの神社の収入はつつましいものですよね。
うちは父の代から年俸が30万円です。後を継いで7年、来宮者は月間5人程度から100人近くに増えましたが、年俸の額は変わりません。
50代宮司:うちも収入はつつましく、駐車場の収入で経営を支えています。来宮者を増やそうと努力してきましたが、これといって特色がないからか、劇的には増えませんでした。
20代権禰宜:宮司の年俸は10万円です。ご祈祷(きとう)や玉串料はありますが、神社の維持管理も考えないといけませんから。父は宮司のほかに大学講師などもやっていて、兼業だから成り立っています。
20代神職:専業でやっていけるのが理想ですが、お参りに来てくださる人も減っていますよね。