冬の料理には欠かせない野菜だが、忘れないようにしておこう。そして逆に糖質が少なめの野菜は「キャベツや白菜やほうれん草、小松菜などの葉物野菜や、ブロッコリー、ピーマン、ゴーヤなどでしょうか。厚生労働省では1日350グラム以上の野菜を摂ることをすすめていますから、野菜は意識的に、食べる量を増やしたいですね」。
これからは忘年会のシーズンに突入する。お酒を飲むときも糖質には気をつかいたいもの。
「おすすめなのは、焼酎、ウイスキー、ジン、ラム、ウォッカといった蒸留酒です。ジンとラムは100ミリリットルの中に糖質0.1グラムを含みますが、微量ですから飲みすぎなければいいでしょう。そのほかは糖質ゼロです。ただしアルコール度数は高めですから、ある程度薄めてたしなむこと」
近年は糖質ゼロの発泡酒や日本酒なども多く登場。
「私自身、診療、晩ごはんのあとに毎日、糖質ゼロの発泡酒1本と焼酎の水割りを2~3杯飲んでます」
日々の暮らしの中で飲むのは水がベストだろうか?
「糖質ゼロでカフェインもほぼ含んでいないものというと、水と玄米茶です。コーヒーはもちろんカフェインを含んでいますが、実は糖質もわずかに含んでいます。でも朝のコーヒーを砂糖なしのブラックで飲むくらいであれば、問題ないでしょう」
内臓脂肪は皮下脂肪にくらべて落ちやすいという。急に極端な糖質制限を始めたり、極端に食事回数を減らしたりするのではなく、まずは糖質の高いものを好き放題に飲食するのをやめること。そのストッパーのひとつとして、これらの知識を覚えておこう。
※週刊朝日 2019年12月6日号より抜粋