林:話が変わりますが、このあいだは映画(「パパはわるものチャンピオン」)の主演もなさったんでしょう? 主演というのはすごいですね。

棚橋:いいチャンスをもらいました。

林:そのあと、オファーもいっぱいですか。

棚橋:はい。2時間ドラマとかですね。二足のわらじで頑張りたいと思っています。

林:プロレスラーって年齢的にはどうなんですか。

棚橋:長くできる競技ではあるんですけど、次のステップを見せたいんですよね。「プロレスラーになりました」「チャンピオンになりました」で終わりではなくて、チャンピオンになったあと、テレビとか映画とか、いろんなジャンルで活躍できるところを見せられれば、プロレスラーになりたいという人がもっと増えてくると思うんです。それが僕の役目かなと思ってます。

林:今までのお話でもわかるけど、最近、クイズ番組とかバラエティー番組で棚橋さんをときどきお見かけしても、ほんとに頭の回転速くて、プロレスラーらしくないですよね。こんなこと言うと、ほかのプロレスラーの方に怒られちゃうけど(笑)。

棚橋:プロレスラーから遠いイメージもおもしろいんじゃないかということで。もともと僕はプロレスラーらしくなくて、運よく勉強もできたので(笑)。

週刊朝日  2019年6月28日号より抜粋