放送作家・鈴木おさむ氏の『週刊朝日』連載、『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は「遺伝子検査キット」について。
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遺伝子検査というものを初めて受けました。元々は妻が遺伝子検査キットの話を聞いてきて、購入。僕にもすすめてきたのでやることにしました。「Genesis2.0」というもので、Amazonでも買うことができます。
ここのジェネシスヘルスケアは、国内で唯一、遺伝子解析だけを専門に行っている会社らしく、この検査結果によって、ライフスタイルを提案しているのだとか。日本人全体の中で、自分の疾患リスクが高いか低いかを判定できたり、まあ、自分ではわからない自分のことがわかるのです。
これ、検査がめちゃくちゃ楽で、キットが届くと、専用の容器に唾液を採取して送るだけ。面倒な問診票の書き込みとか、ないんです。1カ月くらいたつと、結果が冊子になって送られてきました。まず、最初のほうのページには、気になる「がん」について。「がんのリスク評価」と書かれています。一番上に書かれていたのは大腸がん。僕は「高い傾向」だそうです。前立腺がんも「高い傾向」。
そして、胃がん、食道がん、肝臓がんは「やや高い傾向」で、肺がんは「標準」だったり、甲状腺がんは、「やや低い傾向」と書かれていたりする。自分の父は食道がん、祖父が胃がんで亡くなっているので、結果を見てドキッとしたり。最初は半信半疑で受けているわけですが、なんとなく、がんのリスク評価だけ見て、ちょっと納得できてしまう部分が結構あったり。
がんの後は他の「七大疾病」についてで、心筋梗塞、脳卒中、2型糖尿病、高血圧、肝硬変、慢性腎臓病。
心筋梗塞、糖尿病、高血圧は「やや高い傾向」と出て、脳卒中は「やや低い傾向」、腎臓病に関しては「高い傾向」と出る。血圧は前回の人間ドックから急に高くなり、気になっていた部分。脳卒中が低いと出たのは安心したが、腎臓については人間ドックでは何も出ないが、この1年、鍼の先生にずっと注意しろと言われていたので、自分の中でいろんな点とつながったりするのです。