【金のダイニング鮪金(つなきん)】/東京都中央区銀座5-10-13 東洋ライスビル1F(営)11:30~14:00L.O. 17:00~22:00L.O.(休)不定 (撮影/写真部・加藤夏子)
著名人がその人生において最も記憶に残る食を紹介する連載「人生の晩餐」。今回は、歌手・加藤登紀子さんの「金のダイニング鮪金(つなきん)」の「海鮮丼」だ。
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こちらは銀座のお寿司屋さん。握りも魅力ですが、昼間は海鮮丼がリーズナブルに楽しめます。丼には特製の醤油だれをかけ、わさびをのせていただきます。マグロや貝、キュウリが細かく切ってあるから、食べやすいのもいいですね。海苔で巻いてもおいしく味わえます。
丼を食べ終わったら、ご飯をおかわりして、鯛茶漬けで二度楽しめるのも嬉しいところ。しかもご飯が2種類のお米から選べるんです。先日は金芽米をいただきました。お店の人いわく、うまみを残すようにして、独特の精米をほどこしたお米だとか。このご飯にゴマだれで和えた鯛の刺し身をのせ、鯛でとっただしをかければできあがり。柚子胡椒を添えるとピリッとして、香りも引き立ちます。
私は小さい頃から無類のご飯好き。白米がまだ贅沢品だった頃、誕生日に母親に何が欲しい?って聞かれたら「真っ白ご飯」と答えたぐらいです(笑)。時代は変わりましたが、いまもそのありがたさを噛みしめつつ、ご飯を味わっています。
「金のダイニング鮪金」東京都中央区銀座5−10−13 東洋ライスビル 1F/営業時間:11:30~14:00L.O.、17:00~22:00L.O./定休日:不定
(取材・文/今中るみこ)
※週刊朝日 2019年5月3日‐10日合併号