ちなみに、アルカリ性食品を食べると健康になる、みたいなのは俗説で、アルカリ性食品と健康には直接の関係はない。
しかし、ネットで「アルカリ性食品」を検索すると、かなりでたらめなサイトがみつかる。個人的には、酸性食品、アルカリ性食品はまったく意味のない、ナンセンスな分類だと思う。カリウムやリンの個別の摂取量を確認するだけで十分ではないか。最近ではこういう呼称を使わない人が増えていると思う。意味ないし。
いずれにしても、カリウムもカルシウムもマグネシウムも必要量とるべきだが、とりすぎは健康によくない。水や塩と同じだ。低カリウム血症も高カリウム血症も病気であり、低カルシウム血症も高カルシウム血症も病気であり、低マグネシウム……以下同文……なのだ。人間には適正値、というものがある。多すぎるのも少なすぎるのも体によくない。繰り返す。「アルカリ性食品」を食べると健康になれる、みたいな俗説はナンセンスなでたらめにすぎないのだ。