「OKバブリー!」などのバブル芸で知られる美人お笑いタレント、平野ノラさんが作家・林真理子さんと対談を行いました。。“太眉・ソバージュ・肩パッド”のいでたちから、少しずつ見た目を変えたのには、ある戦略があるようで……。
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林:ブレークしたのはおととしですよね。それまで何年ぐらいかかったんですか。
平野:5年ぐらいですかね。バブルは、三つ目のキャラクターなんです。私の世代はアムラーとかコギャルブームだったので、はじめはコギャルをやろうかなと思ったんですけど、30代の女がコギャルをやってもなと思ってやめて。その後、「昭和って何だろう」と考え始めて、バブルネタに行き着きました。
林:芸のために恋人と別れたこともあるって本当ですか。
平野:そうなんですよ。ずっとお笑いをやりたかったんですけど、25歳で挫折して……。
林:オーディションを受けて?
平野:オーディションは1回受けたんですけど、そのときはお笑いのことを何もわかってなくて。それで3年ぐらい費やしても全然ダメで、やめようと思って。それからしばらくOLやったりしてました。
林:そして彼氏ができたんですか。
平野:はい。その彼氏と同棲して、30歳ぐらいになって「そろそろ結婚しようか」という話になったんですけど、お笑いへの思いはずっと消えてなくて、「このまま結婚したら、お笑いは絶対できないな」と思って、「やっぱり芸人になります」と言ってお別れしたんです。
林:まあ、悲しい話じゃないですか。でも去年、一般の方と結婚なさったんですね。
平野:はい。旦那とは「芸人を目指してます」という最中に出会って、もう6年ぐらい一緒にいます。結婚しても何も変わってない感じですね。
林:ノラさんがすごいのは、一発で終わらないことですよね。おととしブレークして、今年もずっとお出になっていて。
平野:一発で終わらないように頑張ってきたんです。
林:たとえばどんなことですか。