3年ほど前のこと。芥川賞作家・吉田修一さんは歌舞伎に心ひかれ、中村鴈治郎さんと出会った。話は弾み、黒衣として舞台の裏から袖から、芸道に生きる役者たちを見つめることに。そして織りなされた大河小説『国宝』(朝日新聞出版)。無二の作品を、いま、ふたりが語り合う。

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