──いつも発言がブレなくて、お仕事に対しても常にストイックですよね。
うーん、どうかな。子どものころから仕事を始めて、いろんな人とご一緒して、関わり合って、学んで、ひとつひとつの仕事に自分がどう向き合うべきかを考えてきた結果だと思いますけどね。単純に「誰か」じゃなくて、「自分自身」に負けるのが嫌なだけで。お芝居もダンスも歌も、とびぬけてうまいわけではない中で、ぬるいところに逃げ道を探しながらやるというのは、いちばんやっちゃいけないことかな、と思いますので。
──自分に負けたな、と思ったことはありますか?
単純に、うわあ、今日筋トレサボった、とかね(笑)。でも、そういうことなんです。そういうひとつひとつの積み重ねなんですよ。
──筋トレ、どのくらいのペースでなさるんですか?
本気でやるときは、毎日違う部位をやっていく感じですね。だから、サボると「何日間あいてもうた!」って思ったりします。
──筋トレする人は好きな種目がありますよね。上半身を鍛えるのが好き、とか。
この筋トレ好きだけど、この筋トレ嫌い、とかでしょ? もちろんありますよ。下半身を鍛える場合は、ウェート使ってスクワットとかしますけどね。適切な範囲でやってます。昔はジムに行ってましたが、今は自宅でやっちゃうので、すごく重たいウェートを扱うと、非常に危険ですからね。
──腕もすごいです。ご自身の体で、気に入っている筋肉を教えてください!
それは正直ないですね(笑)。特に見せる筋肉をつけようとは思っていませんし、目的がそこではないですから。ずっと「SHOCK」をやり続けている中で、ハードな舞台なので、年齢とともにしんどくなっていく部分も当然ある。やり抜くために、体づくりをしておくと、余裕ができます。体の余裕ができたら、表現にも向き合うことができますし。
──なるほど。ではほかの男性を見て、ついチェックしちゃう筋肉はあります?
あんまりないかな。