――今後、自身が監督やコーチと会う機会は設けられているんでしょうか? その予定はありますか?

西畠弁護士:それは私の方からお答えした方がよろしいでしょうか。

実は昨日、大学総務部でお話しした後に、代理人の弁護士さんとおっしゃる方から接触がありました。それは先ほど申し上げた通りでございます。その時に「事情を聴きたい」というふうにおっしゃったら、「あくまで部から頼まれた代理人として聞きたい」ということでしたので、接触があったのはそれだけ。

ですから、監督とかコーチから「何かを聞きたい」「事実について聞きたい」あるいは「なぜそんなことをしたのかをきちんと聞きたい」という話し合い、今までただの一度もありません。

――ご自身の退部届は出して、まだそれは受理されてない? どういう状況になっているんですか?

宮川:退部届というのがあるのかわからないんですけど、退部の意思はお伝えしました。

――新監督も含めて、新たなチーム、メンバーに対して、何か一言あればお願いできますか。

宮川:それは僕の方から言うことではないと思っています。

――まだお若くて、これから先の人生も長いと思うのですが、今回の件で一番ご自身として勉強になったことは?

宮川:少し考えれば、自分がやったことは間違ってるというのを前もって判断できたと思うので、そういうふうに自分の意識を強く持つことが、今後重要だと思いました。

――先ほど「弱さ」とおっしゃいましたけども、あらためて今振り返って、あの時あなたに違反行為をしないという選択肢はありましたか?

宮川:あの時の自分は、そういうことは考えられなかったです。

――それはどうしてでしょうか?

宮川:3日前……というかその1週間で追い詰められていたので、やらない選択肢はない状態になっていました。

――ご自身で「指示があったとしても従わなければよかった。私の責任です」とはおっしゃいますが、ただ、追い詰められた状況で、あの指示が出された。非常に酷な状況だとは思います。そういった「指導」というもののあり方について、今後アメフトをやられる後輩たちもいます。そういった状況、環境、そして指導については、どのように考えますでしょうか?

宮川:指導については僕が言う立場ではないので、僕と同じようなことが起きないことを願っています。

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