――内田監督の会見はご覧になりましたか?
宮川:あまりちゃんとは見れてないです。
――少しはご覧になりましたか?
宮川:はい。
――どんな印象を受けられましたか?
宮川:それに関しては、僕がどうこう言うことではないと思っています。
――日本代表の発言があったときに「行くな」と言われて、何も答えられなかった、「はい」としか言えなかった。日頃から監督に対しては、そういった指示に対しては、否定をできないという空気だったんでしょうか?
宮川:そうですね。基本的に監督と直接お話する機会はあまりないんですけど……意見を言えるような関係ではなかったですね。
――「厳しい」という言葉が部内でありましたけども、厳しい中に「理不尽」ということも多々ありましたか?
宮川:理不尽といえば理不尽な部分もあったかもしれないですけど、練習のキツさもすべて含めて、去年の結果も出たと思ってるので、理不尽なこともありながらも練習していました。
――ご自身にとって、監督、コーチ、信頼はありましたか?
宮川:(15秒ほど沈黙してから)井上コーチに関しては、高校2年生の時から監督をやっていただいていたので、その頃から信頼はしていたかもしれないです。
――内田監督については?
宮川:内田監督については、そもそもお話する機会が本当にないので、信頼関係といえるものはわからないです。
――監督やコーチから理不尽な指示があってこういう形になった後に、たとえば同僚とか先輩とか周りの人たちから「いや、お前は悪くないんじゃないか。監督、コーチの責任じゃないか」という声は挙がらなかったんでしょうか?
宮川:挙がっていたと思います。
――それを聞いて、ご本人はどういうふうに感じていらっしゃいますか?
宮川:いや、まず、そもそも指示があったにしろ、やってしまったのは私なわけで……。人のせいにするわけではなく、やってしまった事実がある以上、私が反省すべき点だと思っています。