夫:結婚が仕事のモチベーションになった。収入は少なかったけど、新婚生活は楽しかったね。

妻:ロスのダウンタウンの高層アパートでね。

夫:の長介が窓から駐車場を見下ろしていて、三浦和義さんのロス疑惑事件を目撃したんです。長介に「知ってることを吐け!」と言ったら、毛玉が出てきちゃった。東京スポーツの1面に「猫は見ていた」という記事が載りました(笑)。

――全米のテレビネットワーク、ABC放送の番組プロデューサーになった夫は、結婚から2年後、妻とともに日本に出張。そのまま東京で仕事をすることになる。

夫:2週間の予定で日本と東南アジアのロケに来たんですけど、日本のテレビ番組を買い付ける仕事も頼まれた。でも、当時のテレビ局には番組を売買するという発想も窓口もなくて、自分で開拓しました。

妻:ロスに帰るつもりでしたから、東京では二人でホテル住まい。5年後の88年にニュース映像や番組を売買する会社を設立し、仕事の場を東京に移しました。

夫:そのころ、「世界まるごとHOWマッチ」などバラエティー番組に外国人がよく出るようになったんです。僕も1回でいいから出たいと思って「笑っていいとも!」に出演させてもらったら、そのまま3年間、レギュラーになりました。

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