「生涯にわたる病気・けがへの保障がもらえるのですから、お孫さんや親はありがたい限りです。おじいちゃん・おばあちゃんへの感謝の気持ちも一生涯続きます」
もう一つは「祖父母の相続対策」。先のアフラックの医療保険で「三大疾病一時金特約」つきのプランを選ぶと、2年経てば特約に解約返戻金が発生し、返戻金は支払い保険料よりかなり低くなる。ひまわり生命の商品の場合、祖父母が毎年、保険料分を孫に生前贈与する形となる。
「アフラックの商品の場合、相続の対象となる自分の資産を短期間で圧縮できるのです。贈与税の年間非課税枠110万円を使えば、契約者を孫に代えても孫に負担はかかりません。ひまわり生命の商品も、非課税枠で対応できます」(先の保険代理店社員)
保険料が割安になるだけでなく、家族から感謝され、相続にも役立つ──都市部を中心に、子どもの医療費無料化など助成制度を拡充する自治体が増えているため、「子どもが小さい間は保険料が無駄」との声もあるが、総合的に考えれば検討の余地がありそうだ。
もちろん、リスクもある。一つはインフレ。50年、100年先に、お金の価値がどうなっているかわからない。また、契約した保険会社が存続し続けているかも不透明だ。