患者「とりあえず、薬くれ」
らく朝師匠「とりあえず、薬飲むのをやめなさい。血圧測るのもやめなさい」
その後、患者が来なくなったのは血圧が安定したからなのか、あきれてしまったか──。
らく朝師匠は「ねばならぬ健康法」が世にはびこっていることを懸念する。
「健康難民になってしまうのが不健康な状態ですよ」
たとえ、走り込んだりストイックな生活をしていたりする人が視界に入っても、それに「ふり回されないことが大事」だと説く。
「健康は計量できないものですから」
これができたらOKだよね、という気持ちで過ごすといいようだ。たとえば大好きなゴルフを昔のようにできなくなっても、嘆かず、「まだ1ラウンド回れる。これでOK」と思えたら「それで十分健康なんです」(らく朝師匠)。
(本誌・大崎百紀)
※週刊朝日 2018年1月26日号