ジャンパーやパーカーをはおり、ズボン、首には双眼鏡をかけて、というのが清子さんの定番スタイルのよう。そのまま御所に行くこともあるようだ。
一方で妻の顔は、どうか。東京都豊島区のマンションに住む清子さん夫妻。立ち振る舞いにも穏やかな人柄がにじむのか、ご近所には、清子さんのファンが多い。黒田さん夫妻が何度か来店したというすし屋の大将は目を細める。
「育ちの良さがわかるすてきな方ですね。印象的だったのは、否定語を一切使わなかったことです。皇室の人気を支える方であるのがよくわかりますよ」
清子さんが買いものに出かける近所のスーパーでは、レジの店員が、「ポイントカードをお勧めしてもよいものか」と迷っていたが、結局「おつくりではないようです」(スーパーの客)。年配の女性客もこう話す。
「パンコーナーで4枚切りの食パンに同時に手を伸ばされた方の姿を見てびっくり。ジーンズ姿で、京都の帆布カバンのエコバッグを手に、質素な格好ですが、サーヤのころと雰囲気は変わりませんね」
近所に引っ越してきたと言われる慶樹さんの母親と出かけたエピソードも報じられている。
2019年4月末に天皇陛下が退位された後は、穏やかな親子の時間も増えるだろう。(本誌・永井貴子)
※週刊朝日 2017年12月29日号