もう、素晴らしいという言葉しか出てきません。カズこと、横浜FCの三浦知良（かずよし）さんです。2月26日、50歳の誕生日にあったJ2の開幕戦に出ました。それもスタメンで。もちろん史上初の50歳Jリーガーですよ！　カズさんのモチベーションって、いったいどうなっちゃってんだろう？

「ゴールを決めることに関しては、まだ伸びしろがある」とおっしゃってるそうですね。これは本人のみぞ知ることだと思うんですけど、なんせ自分をそこまで奮い立たせるという気持ちと、サッカーへの情熱がほんとに素晴らしいです。

　それにあの体形を保って、試合中走り続けるには、生半可じゃない健康管理が必要でしょう。それをやりきってるわけですからね。これからも無理だけはせず、けがのないよう頑張っていっていただきたいと思います。

　試合後は報道陣の前にピンクのスーツで登場したそうですね。昔からカズさんはオシャレですから。昼も夜もかっこいいんです。田原俊彦さんのライブに行ったら、急にカズさんが客席からステージに上がって歌い始めたんです。あれには驚かされました。それも田原さんに負けないぐらいキレッキレのダンスまで披露して、めっちゃかっこいい。田原さんの曲は、ほとんど歌って踊れるんじゃないですかね。いきなりステージに上がって、まったく物おじすることなく堂々としてるのもすごい。僕にはああいう才能はないなあ。完璧にスターです。

　カズさんは「改めて60歳まで戦いたいと思いました」とも言ってます。いや、もう心から応援したいですね。

 
　さてゴルフの話です。2月26日に発表された世界ランキングで、松山英樹（25）が5位から4位に上がりました。4位といえば1987年の中嶋常幸さんに並ぶ日本勢の最高位です。前週4位のヘンリク・ステンソン（スウェーデン）も英樹も試合には出なかったんですけど、英樹の喪失ポイントの方が小さかったので、順位が入れ替わったんです。

　その前日の25日は英樹の誕生日。彼はまだロスにいたので、みんなでお祝いしました。出場しなかった米PGAツアーの「ホンダ・クラシック」（2月23～26日、フロリダ州パームビーチガーデンズのPGAナショナル）は、ストレスの種が多いから避けたと言ってました。池が多くて風もすごく強く吹くので、自分のゴルフが崩れたら嫌だということで。

　世界ランク1位から転落したことを先週号で触れたジェイソン・デイ（オーストラリア）なんですが、新たなスタートで逆襲と思いきや、インフルエンザと耳の感染症で試合をキャンセルしました。彼はこのところ、あちこち痛めたり病気になったりでね。なかなか万全ではいかないですね。でもまあ、あれぐらいの大物になれば焦ることもないんでしょうけど。

　最後に。「第13回丸山茂樹ジュニアファンデーションゴルフ大会」（3月27日、千葉・平川CC）の募集が終わりまして、抽選の結果をお伝えしました。たくさんのご応募ありがとうございました！

※週刊朝日 2017年3月17日号

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