LCC国内線で中心となる成田と関空。それぞれ10路線以上が発着している。成田─関空間や、札幌、那覇を結んだ路線は便数が多いこともあり、安いチケットを購入しやすい。16年冬期スケジュールで成田─関空便の4社の最安値を比較すると、ピーチが4490円、バニラエアが4630円。成田─那覇便ではピーチ、ジェットスター、バニラエア各社ともに最安値は6千円台。往復でも1万数千円で済む。
LCCのチケットは同一路線でも買う時期によって大きく価格が異なる。どうすれば安いチケットを購入できるか調べてみた。
まずはJAL、ANAなど既存の航空各社も導入している「早く買うと安くなる」が基本となる。安値のチケットをゲットするには、1カ月以上前の購入が確実だ。需要が多い正月、ゴールデンウィークの連休など繁忙期は特に早めに買わないと高くなる。
次に「混雑のピーク時期」をずらす手がある。
昨年12月24日時点で、帰省のUターンラッシュのピークとなる1月3日の関空発成田行きの便を調べてみた。ジェットスターの夜出発が1万8370円、春秋航空も1万8千円と2万円近くに跳ね上がっていた。ピークをずらして1月6日の同便であればジェットスターは5570円、春秋航空は5950円と一気に価格が下がる。また、平日の昼過ぎは需要が少ないこともあり、格安航空券を購入しやすい。
キャンペーンセールも狙い目だ。各社はクリスマス、新春、ゴールデンウィーク、発着日直前などにお得なキャンペーンを実施している。ジェットスターのクリスマスセールでは、成田─関空便が1870円という破格の安さだった。
セールは直前に発表されることが多く、期間も短いので、定期的なホームページのチェックや、セールを告知する各社のメールマガジンの登録をお勧めする。
国際便も続々と路線が増えている。国内4社だけでなく、韓国、中国、香港、台湾、タイ、ベトナム、シンガポールなどアジアのLCCも参入。成田─台北(台湾)間の最安値は片道8千~9千円で、成田─香港間であれば片道1万円程度。国際便もお得なキャンペーンセールを狙いたい。