林:そんなことないですよ。私たち、吉田さんを見てからそんなに時間がたってないから、もっと知りたいというか。この間、「めざましテレビ」で吉田さんが検事になって軽部(真一)アナウンサーを意地悪く取り調べるというお芝居をやったら、軽部さん、恍惚となっちゃって。あの方、吉田さんの大ファンなんですよね。テレビでこんな表情見せていいのかってぐらいトロけてましたよ。Mじゃないかと思うくらい。
吉田:私を好きだと言ってくださる殿方は、「ののしられたい」とか「蹴られたい」とかよくおっしゃいますから、Mなのかも(笑)。
林:前に、団鬼六先生にここに出ていただいたときに、「人間にはMとSがある」という話をされていて、「私、たぶんMだと思う」と言ったら、「そうだろう。Mには美人がいないんだよ」ってひどいこと言われましたよ(笑)。「タヌキ顔がMなんだ」って。
吉田:じゃ、Sはキツネ顔が多いんですか?
林:美人が多いと言ってたな。
吉田:私、自分がSだとは思ってないですけど、そういう風潮があるんですよ。説教されたいとか、恋愛相談したいとか、よく言われます。
林:そんなにお説教するの?
吉田:ぜんぜんしないです。役のイメージでしょうね。怒られたいらしいです。
※週刊朝日 2015年10月30日号より抜粋