出所して以来、テレビや雑誌などメディアに引っ張りだこのホリエモンこと堀江貴文氏。しかし、フジテレビには出られないという。その理由を作家・林真理子氏との対談で明かした。
林:この前みんなで話しているとき、「そういえばホリエモンってなんで刑務所に入ってたんだっけ」って話になって、ほとんどの人が理解していないような感じでしたよ。
堀江:このあいだ池上彰さんとトークライブをやって、先生と生徒みたいな感じでずっと説教されたんですけど、池上さんが言うには「日本には“けしからん罪”というのがあって、君はそれでやられたんだ」って。池上さんに言われると、やっぱりそうなのかと思いますよね。
林:でも、堀江さんも会えばたいていの人は「いい青年だ」って感じると思うな。フジテレビを買収しようとしたとき、日枝(久)会長とも会ったんでしょう? 仲よくなったの?
堀江:日枝さんは執念深くて、和解してからも彼はずっと僕の悪口を言っているらしくて、僕はいまだにフジテレビの番組に出られないんですよ。ほかの局は全部出ているのに、あそこだけは出られない。現場のディレクターとかがビビっちゃって。
林:堀江さん、「徹子の部屋」に出たいとおっしゃっていますよね。
堀江:それは時代の象徴的な話で、「徹子の部屋」に僕が出るということが大事なんです。「徹子の部屋」にホリエモンが出たということ自体が話題になると思うんです。僕、自分のイメージをよくしたいというのはぜんぜんないんですけど、イメージをよくしないと伝わらない人っていますからね。
※週刊朝日 2013年12月20日号