PTAの正体(C)2コマでPTAを叫ぶ母/イラスト:いらすとや
PTAの正体(C)2コマでPTAを叫ぶ母/イラスト:いらすとや
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 もうすぐ2月。今春、小中学校への入学を控えた子の親たちがそろそろ気になり始めているものの一つ、といえばPTA活動。なぜ強制参加? 非効率すぎ、変えられない・変わらない……そんなPTA問題の核心をズバリ表現する「2コマでPTAを叫ぶ母」さんのマンガを題材に、PTA問題に詳しいライター大塚玲子が解説します。第2回は「非加入のリアル」について。

【画像】会社を休んでベルマーク300円分集計… PTAのアナログさに悲鳴!

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 最近はPTAに入らない人や退会する人が増え、現場では「非会員の子どもの扱いをどうするか」ということが、よく話題になります。

 たとえば「あなた(親)がPTAを 退会したら、卒業式のとき子どもたちに配る紅白まんじゅうを、お子さんにだけあげませんよ」だの「記念品をあげませんからね」だの、言うだとか。

「運動会のとき、PTA予算で買ったテントにお子さんは入れなくなりますよ」と言ったり、「お子さんが学校に行くときは登校班から外れてもらい、代わりに親に送り迎えをしてもらいます」と告げてみたり。

 PTAは本来、任意で加入する団体です。つまり「入る人/入らない人」がいて当たり前、ということ。しかもPTAは、学校に通うすべての子どものために活動する団体ですから、スジからいえば、親が会員か非会員かにかかわらず、子どもたちは同じ扱いにしなくちゃいけません。ということは当然、非会員の子も、饅頭や記念品をもらえるし、テントにも登校班にも入れる、ということになります。

 なのに現実には、親がPTAを抜けると子どもが「村八分」のような扱いを受けてしまうことが、ときどき起きているのを耳にします。
 
 ここ数年は「他の子にあげるものを非会員の子にだけあげないっていうのは、さすがによくないよね」という見方が広がり、「実費(ブツの代金)を払えば、ほかの子と同様に饅頭や記念品を(非会員の)お子さんにもあげますよ」という折衷案を出すPTAが増えていますが、ときどきその折衷案ですら却下され、「実費を払うのもダメと言われた」などという悲鳴が、各地から聞こえてきたりもします。

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意地悪な“見せしめ”に対処法は?