本当に連休を取ることを考えてくれるなら、本来は「会社に雇用されている人は、今年から2020年までの間に自分の取りたいときに10日間の連休を取れます」って、分散させるほうが絶対に良い。会社の都合とか関係なく、好きなときにっていうのがミソで、それを妨げたら政府が罰則を与えますよってことにしたら良いと思う。ちなみに子どもも学校を休んでOKね。

 友だちとか家族と合うときに10連休が取れて、ハイシーズン以外の時期にズラせた方が、安く済むし、人混みじゃない場所でゆっくりできて絶対に楽しいんじゃないかなと思うんですよ。働き方改革関連法の有給義務化は5日間だし、まとめて取れるわけじゃないですからね。

 10連休で良い思いをするのって、官僚と役所と大手企業と、あとは子どもだけですよね。いかにも庶民のことをわかっていない政治家の考えることだなと思います。

 新しい時代を迎えるお祝いだとしても、10日は長いでしょ! 休みも連休もあった方がいいけど、社会のためになっていないと思うんです。2020年までに10連休を取ってくださいって時期を選ばせる方が、一度やってみて良ければ次の年も取得する人が出てくるだろうし、それこそ働き方改革なんだと思うんです。

 平成から令和っていう新しい時代になるんだから、何事も「いっせーのーせ」にするのはそろそろやめませんか?

 働き方改革だって一律で制限するのも、違うんじゃないかと僕は思うんですよ。もちろん過労死の問題もパワハラとかブラック企業の問題もあるから、対策をしなきゃいけないんだけど、仕事が生きがいで働きたいって人だっているわけです。「職業選択の自由」だってあるのに、一斉に“働き方改革”をするのって矛盾していませんか。選択の自由を持つという本質を見落としているような気がするんです。

 この前、あるテレビ局の社員と話をしていたら、「働きたい人ってどのぐらいいるんだろう? それが7割を超えていたら、この政策って正しいのか?」っていう話題になったんですよ。

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