これまでも別れた後に出版された暴露本といえば、郷ひろみの「ダディ」や辺見えみりの「エミリブック」、また長谷川理恵の「願力」などがあるが、「いずれも読者からはあまり好意的に受け容れられなかった」(同前)という。
「当事者の2人しか知らない秘め事というのを暴露するのは、芸能マスコミ的にはいい話題の一つではありますが、たとえば、子どもや親戚、あるいは相手が後に別の家庭を築いた時のことを考えたら、やはり語らなくていいこと、他の人には知らせなくてもいいこともあるはず」(同)
芸能リポーターの川内天子さんも「ちょっとルール違反」と話す。
「どこの家庭もいろいろな問題を抱えているし、離婚の理由も千差万別。相撲部屋という特殊な環境での苦労もあったと思いますが、だからこそ言っていいことの限度があると思います」
河野さんは、23年間の結婚生活があったからこそ成長できたこと、そして何より花田氏への感謝を綴っているが、有名人であればこそ、“秘する花を知ること”も大事なのでは…。
(ライター・宮本エミ)