今後の活動予定といたしましては、直近のコナミオープン、日本選手権は欠場することになります。また、東京オリンピックに間に合うかどうかご懸念があると思います。医師と相談のうえ、今後の治療経過をみながら、復帰の時期についてはあらためてご報告させていただきます。

 我々としても一日でも早い回復を祈り、治療に専念する環境を整えて上げることが、今できる最大のサポートだと考えておりますので、どうかみなさま方にも見守っていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。

三木二郎コーチ:担当コーチの三木二郎です。今回にあたって、経緯を説明させていただきたいと思います。今、説明がありましたように、1月18日から2月10日帰国予定でありましたオーストラリア合宿にて、途中、今まで見たことのない呼吸、肩で呼吸をするような場面がありまして、そこから2月4日の月曜日に現地のオーストラリアのゴールドコーストの日本人医療センターに行きまして、血液検査と心電図を行いました。その2日後、2月6日に血液検査の結果が出まして、現地のドクターが「早く帰国して再検査をした方がいい」という説明を受けまして、もちろん水泳連盟のドクターとやりとりをしながら、1日も早く帰国させようという決断になりました。帰国してからは、2月8日に日本の病院で再検査をした結果、白血病という診断がくだされました。

日本水泳連盟・上野広治副会長:いま、担当の三木から話がありましたが、金曜日に帰国しまして、三木が帰国するのが日曜日という状況のなか、私が帯同しました。そのなかで、厳しい診断が下りましたが、以前と変わりなく、診断以降も本当に病気に立ち向かうという姿勢に本当に頭が下がる思いでいっぱいです。この先、非常に厳しい道のりになると思いますけど、本日、こういう会見を開かせていただいたということをご理解いただきながら、ぜひとも2020年のオリンピック選考会のスタートに立てるように、温かく見守っていただければなと思います。どうか、ご協力のほど強くお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

12日に緊急会見した日本水泳連盟の幹部ら(撮影/田中将介)

──詳細な診断名を教えてください。

上野:今現在で言えるのは白血病としか言えません。

──急性か慢性か。

上野:もう少し時間がかかると思います。

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