オーブンポテトはフライドポテトにも負けないおいしさで、子どもたちに大人気(筆者撮影)
オーブンポテトはフライドポテトにも負けないおいしさで、子どもたちに大人気(筆者撮影)
ポテトが重ならないように鉄板に並べます(筆者撮影)
ポテトが重ならないように鉄板に並べます(筆者撮影)
焼きたてのポテトのおいしさは格別(筆者撮影)
焼きたてのポテトのおいしさは格別(筆者撮影)

 子どものための料理教室「リトルシェフクッキング」代表の武田昌美さんが、子どもと料理を楽しむコツや、レシピを紹介します。忙しい毎日のなかで、小さな子どもと料理をするのは大変そうですし、安全面も心配です。でも、コツさえつかめば大丈夫。親子のコミュニケーションにもなるし、親の知らない子どもの才能をのばすきっかけになります。なにより、一緒に作った料理は格別ですよ。

【写真】子どもと一緒に作る「オーブンポテト」

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 ファストフードのテレビコマーシャル。ハンバーガーにポテト、そして魅力的なおまけの情報が流れるたびに、我が家の子ども達は口をそろえて「行きたーい!」と大騒ぎ。こんな光景、みなさんのお宅でもありませんか?

 ハンバーガーやポテトなどのファストフードは、健康的な食事に比べ、糖質、油分、塩分がたっぷり。親としては、子どもたちにあまり食べてほしくはありません。かといって、完全にシャットアウトするのも考え物です。

 少し前、娘の幼稚園の長期休みのとき、公園でお友達と遊んだ後に近くのファストフード店へ行来ました。娘はお友達と一緒にハンバーガーやポテトを食べ、一緒におまけを開けてお互いに見せ合いながら、とても楽しそうに笑っていました。でももし、「うちの子はファストフードは食べません」と言って、お友達の誘いを断ってしまったら? 友達との大切なコミュニケーションの時間を奪ってしまうことになります。

 そして、禁止されればされるほど、ファストフードに対する子どもの憧れは強くなります。楽しそうなおもちゃが付いてくるんだ、僕も欲しいな、ポテトってどんな味なんだろう……。

 親が子どもの食生活をコントロールできるのはせいぜい小学生まで。自由にお金を使えるようになった瞬間、ファストフードへの憧れが爆発し、その反動でたくさん食べてしまう。そんな話もよく聞きます。

 親にとって大切なのは、ファストフードを遠ざけるのではなく、「嗜み方を教える」こと。我が家では、こんなルールでファストフードと付き合っています。

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武田昌美

武田昌美

武田昌美(たけだ・まさみ)/リトルシェフクッキング株式会社代表取締役、子ども料理研究家。料理を通じて子どもの才能を開花させ、挑戦する勇気・失敗への前向きな姿勢を養うことを目的とする料理教室「リトルシェフクッキング」を経営。2歳から19歳まで、のべ2000人以上の子どもに料理の楽しさを教えている。https://little-chef-cooking.com

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ファストフードの4つのルール