現代のプロレス人気生んだライガーの「人材発掘力」 引退試合の相手選びにもらしさが (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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現代のプロレス人気生んだライガーの「人材発掘力」 引退試合の相手選びにもらしさが

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伊藤彩子AERA
平成元年に「誕生」した獣神サンダー・ライガー。その闘いは平成という時代を体現してきた(写真:gettyimages)

平成元年に「誕生」した獣神サンダー・ライガー。その闘いは平成という時代を体現してきた(写真:gettyimages)

vs.鈴木みのる (2019年10月14日)/掌底とエルボー、互いの意地のぶつかり合い。鈴木がライガーに引導を渡し、座礼で敬意を示す姿に会場は涙(写真:gettyimages)

vs.鈴木みのる (2019年10月14日)/掌底とエルボー、互いの意地のぶつかり合い。鈴木がライガーに引導を渡し、座礼で敬意を示す姿に会場は涙(写真:gettyimages)

 ライガーとタッグを組むのは、同じ1984年3月3日にデビューを果たした佐野直喜。ライガーが「こいつにだけは絶対に負けたくない」という、たった一人の同世代の「永遠のライバル」だ。

 宿命のライバル同士がタッグを組み、これからのジュニアヘビー級を担う2人と雌雄を決するタッグマッチ。ライガー・佐野のセコンドには、ライガーの恩師でもある「藤原組長」こと、テレビでもおなじみの藤原喜明が付くことも決定した。
 
 ジュニアヘビー級のレジェンドだけに、引退を決めた矢先から国内外の団体を問わず、多くのレスラーから「引退前に戦わせて欲しい」という対戦希望の声があがっていた。

 その中から、令和のジュニアヘビー級を背負っていく逸材2人を相手に選び、平成をともに戦い抜いた永遠のライバルとともに挑む最後の闘い。最後は若手時代の頃のようにがむしゃらにひたむきに闘い、レスラー人生を燃え尽くして終えたいというライガーの熱い思いが伝わってくる。

 引退後は新日本プロレスを支える役割を果たす考えを述べており、レスラーとしての復帰は絶対ないと語っていたライガー。

 平成が終わり、今ライガーもマットを去る。平成という時代を胸に刻んで令和を進んでいくために。1月5日のライガーを決して見逃さないでほしい。(ライター・伊藤彩子)

AERA 2019年12月30日号-2020年1月6日合併号に加筆


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