「腹が立つのに涙が…」 生粋のクイーンファンの映画「ボラプ」への思い (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「腹が立つのに涙が…」 生粋のクイーンファンの映画「ボラプ」への思い

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角田奈穂子AERA

 映画「ボヘミアン・ラプソディ」の勢いが止まらない。日本での興行収入は100億円を超え、2018年公開の洋画、邦画を通じて1位に。映画を鑑賞したクイーンファンらの熱い声を紹介する。

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 旋風はおさまる気配がない。映画「ボヘミアン・ラプソディ」は第91回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞など計5部門でノミネートされた。

 映画の勢いに負けず劣らず、アンケートも熱かった。回答数が多かったのは、やはりクイーン全盛期に熱狂した40~60代の女性たちだ。

 ライブ・エイドをテレビで観ていた熊谷(くまたに)由美子さん(52)は、映画が記憶と違う部分もあり、ラミ・マレックにフレディらしい気品が足りないようにも感じたという。しかし、3回も劇場に足を運ぶことになったのは、クイーンの音楽へのこだわりや比類のない存在感がうまく描かれていると感じたからだ。

「ライブ・エイドに向けての盛り上げ方のうまさに、まんまとはめられました」と話す。

 クイーンの初来日時、羽田空港やホテルまで追いかけたほど夢中だったと回答してくれた東京都の女性(50代)には、当時の思い出を聞いてみた。

「羽田空港では、もみくちゃになってメンバーの頭くらいしか見えませんでした。ホテルには何日も通いました。ファンを気の毒に思った誰かがロジャーとブライアンに伝えてくれたようで、ロビーの売店まで下りてきてくれたんです。そばには寄れませんでしたが、優しい2人には感謝してます。大好きだったロジャーのブロンドとブルーアイは一生忘れられません」

「エンドロールで涙のダムが決壊した」「バンドをやっていた頃を思い出した」という男性も。

「時系列を小細工して腹が立つと思うのに、何回も泣ける」と回答した東京都の男性(50代)に、その理由を聞いてみた。男性は、「映画は評価していない」と話す。

「ロックバンドにとって時の経過はないがしろにできない。クイーンにも歴史がある。話を分かりやすくするために曲の発表順がめちゃくちゃになっていたので、音楽の神様に対してバチあたりめ、って思ったんです」


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