PTA退会で「転校されたら?」 それでも改革に乗り出す親たち (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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PTA退会で「転校されたら?」 それでも改革に乗り出す親たち

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大塚玲子AERA

PTAここがおかしい!(AERA 2018年12月10日号より)

PTAここがおかしい!(AERA 2018年12月10日号より)

PTA改革のための五カ条(AERA 2018年12月10日号より)

PTA改革のための五カ条(AERA 2018年12月10日号より)

「おかしい」と思いながらも、イヤイヤ続けている親も多いPTA。どうやって機能的な組織に変えればいいか。試行錯誤が始まっている。

*  *  *
 東京都国分寺市立第四中学校では現在、PTAのあり方を見直し、加入も活動も自主的に行う新しい形を探っている。会長の和田友佳里さん(42)はこう話す。

「とにかく話してみることが大事。疑問に思いながらも仕方なくやっている人も多い。話してみたら、他の人たちも同じことを思っていて意気投合しました」

 見直しのきっかけは、今年6月の運営委員会のときに、「ここはオフレコで」と言って、役員たち自らが今のPTAへの疑問をぶっちゃけたことだ。

「説明もなくいつの間にか会員になり、多くの委員がクジ引きで決まる現状はおかしい」
「家庭や仕事を犠牲にして、前年通りの活動や形式的な会議を繰り返すのにも違和感がある」

 など、役員たちに呼応して委員たちからも意見がぽんぽん出てきた。その後の展開は早く、全保護者にアンケートを実施し、半数以上が見直しに賛成。翌月の臨時総会では反対意見もいくつか出たが、組織を見直していく方向で話がまとまった。校長は以前に、PTAがない学校を経験しているため、従来型のPTAを改革することに反対はなかった。今は来年度に向け、新組織の形や規約について役員で相談しているところだ。

 変えようという意識を共有していくことに加え、

「変えられるところから変えることも大事だ」

 と話すのは、埼玉県の小学校でPTA会長をしてきた女性(41)だ。まずは広報。コストや手間を考えず、丹念にお金をかけて作り、広報紙の出来栄えを競うコンクールへ出品することが慣例となってきた。だが、それは本当に必要なことなのかを考えた。誰もがその負担を望んでいなかった。業者に発注するのをやめ、学校のプリンターで印刷する形にしたところ、費用は10分の1に圧縮できた。

 運動会の保護者競技もPTAを通じ、各クラスから7、8人出すノルマ制だった。だが、これも不評。毎年嫌がる保護者を説得するのが苦痛という声が多かった。そこで「何人でもOK」にした。「夫婦で出たい」「地方から来る祖父母もいいか」など問い合わせが相次ぎ、参加者が前年の倍近くに増えた。


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