共働きする若いパパの間で広がる“子育てシェア”の概念とは? (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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共働きする若いパパの間で広がる“子育てシェア”の概念とは?

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宮本恵理子AERA#出産と子育て
「Papa to Children」の「パパ未来会議」の様子(撮影/岸本絢)

「Papa to Children」の「パパ未来会議」の様子(撮影/岸本絢)

 代表理事を務める川元浩嗣さん(35)と柴田雄平さん(32)は共に企業経営の傍ら、PtoCを立ち上げた。そのきっかけも「仕事の縁を通じて知り合い、子育ての話でも盛り上がって共感し合えたから」と自然だ。「オンとオフを分ける感覚はなく、まとめてライフ」の価値観を共有できるから、気負わずつながれるという。

 2人とも共働きで育児しながら、数々のピンチを経験してきた。

「パパはママと比べて“親レベル”の成長スピードが遅く、一人で悩みを抱えることも多い。職場でも家庭でもないサードプレイスとして、父親の悩みを吐露して一緒に解決できる場になっている」(川元さん)

 背景には、SNSでパパの日常が可視化され、共感を元にネット上ですぐにつながれる環境の変化がある。これまで「つながりたくてもつながれなかったパパたち」が結束を強めている。

「イクメンという言葉には違和感がある、というメンバーがほとんど。育児は日常であり、いわば空気のようなもの。きれいなこともあれば澱(よど)むこともある育児のリアルを、カッコつけずに打ち明けられる場を男性も求めていたのだと思う」(柴田さん)

 PtoCには会則もなければ「目指すパパの理想像」を設ける予定もない。2人は口を揃える。

「父親としてのあり方は人それぞれで、強みも違う。弱みも含めてありのままの自分を出せる場を作りたい」

 かつて男性は、外ではカッコをつけて悩みを見せられないタイプが多かった。素の自分をさらけ出せるところも、次世代パパたちの特徴だ。(ライター・宮本恵理子)

AERA 2018年10月29日号より抜粋


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