稲垣えみ子「暑さを理由に働かない!? ぶっ飛んだ江戸っ子の夏」 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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稲垣えみ子「暑さを理由に働かない!? ぶっ飛んだ江戸っ子の夏」

連載「アフロ画報」

稲垣えみ子AERA#稲垣えみ子
稲垣えみ子(いながき・えみこ)/1965年生まれ。元朝日新聞記者。著書に『寂しい生活』『魂の退社』(いずれも東洋経済新報社)など。『もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓』(マガジンハウス)も刊行

稲垣えみ子(いながき・えみこ)/1965年生まれ。元朝日新聞記者。著書に『寂しい生活』『魂の退社』(いずれも東洋経済新報社)など。『もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓』(マガジンハウス)も刊行

通りがかりのお寺の貼り紙。きっとご住職も暑いのねと思わず笑ってしまいました(写真:本人提供)

通りがかりのお寺の貼り紙。きっとご住職も暑いのねと思わず笑ってしまいました(写真:本人提供)

 ところがこれもちゃんと考えられておりまして、彼らのバカンスはダラダラのんびり過ごせりゃいいのであって、昼は近所の銭湯でペチャクチャおしゃべり、夕方になると路地に床几を出して囲碁将棋、あるいは屋根の上で夕涼みなどして過ごしたらしい。暖房費も衣料費もかからない夏の1カ月の生活くらい「ちょろいもん」だったんだそうです。

 いやもう完敗。暑い→働きたくないって誰もが思うことですが、どうやったら実現できるのかまで現実に落とし込んで考える人なんて現代では皆無かと。そして、金があろうがなかろうが楽しんだもん勝ちという超したたかさ。もしや暑さすら「堂々と働かない」ための口実なんじゃ……? いや人生は自由だねえ。自分を縛るのは自分だね。

AERA 2018年9月3日号


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稲垣えみ子

稲垣えみ子(いながき・えみこ)/1965年生まれ。元朝日新聞記者。超節電生活。近著2冊『アフロえみ子の四季の食卓』(マガジンハウス)、『人生はどこでもドア リヨンの14日間』(東洋経済新報社)を刊行

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