歌丸師匠「笑いが取れるなら俺を墓に入れろ」 「笑点」で若手にかけた“宝物”の言葉 (2/4) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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歌丸師匠「笑いが取れるなら俺を墓に入れろ」 「笑点」で若手にかけた“宝物”の言葉

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矢内裕子AERA#お悔やみ
桂歌丸さん (c)朝日新聞社

桂歌丸さん (c)朝日新聞社

 2006年から林家たい平さんと共に加わった新しいメンバーながら、歌丸さんの跡を継いで司会となった春風亭昇太さんは、「あまりいろいろなことを気にしないで、昇太さん、好きにやってくださいよ」と、声をかけられたという。

「すごく優しい言い方をしてくださって、とてもありがたかったです。もっと休んでゆっくり仕事をしてもらいたかった。立派な人生だったと思います。かっこいい人だと思います」(2日夜、独演会後の取材から)

 笑点の大喜利は独特な設定だ。お互いの個性をぶつけ合い、丁々発止のやりとりから笑いを呼ぶ。

 林家たい平さんはメンバーになった直後、歌丸さんから「大喜利というのは、ハーモニーなんだよ」と、言われた。大喜利で笑いをとれなかった時期に、「俺を墓に入れてもいいし、それで笑いがとれるならどんなことをやってもいい」と叱咤されたことを、出演した24時間テレビであかしたこともある。

「暗闇の中から引っ張り上げてくれたような気持ちだった」と、その時の気持ちを話した。

 古典芸能である落語の世界は礼儀に厳しい。楽屋での振る舞いは先輩への配慮が大事なのはもちろんだが、

「ひとたび高座に上がったら、遠慮は無用だ」

 と歌丸さんは話した。


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