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発注者感覚を身につけよ フリーランスが報酬を上げるための「奥義」

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高橋有紀AERA#働き方
稼ぐも切られるも、自分次第のフリーランス(※写真はイメージ)

稼ぐも切られるも、自分次第のフリーランス(※写真はイメージ)

 稼ぐも切られるも、自分次第のフリーランス。不安と迷いの中を手探りで進むしかなく、悩みも尽きない。そこで悩めるフリーランスへのアドバイスをもらうべく、頼れるアニキ的な存在の二人を訪ねた。

*  *  *
 1900人が所属する日本最大級の実名制フリーランスコミュニティー「FreelanceNow」の発起人、黒田悠介さんは、自身もディスカッションパートナーを生業とするフリーランスだ。フリーランス研究家として自らを実験台に試行錯誤を重ね、ブログ「文系フリーランスって食べていけるの?」で情報発信を続けている。もう一人は日比谷尚武さん。クラウド名刺管理「Sansan」の「コネクタ」、また「働き方を考えるカンファレンス」などを主催する一般社団法人「at Will Work」理事など複数の顔を持ち、人脈を駆使して縦横無尽に活躍する新型フリーランスのアイコン的存在だ。

 まずはいちばん深刻な、報酬に関しての悩みをぶつけてみた。「決定が一方的すぎる」「年齢や経験を重ねても単価が上がらない」といった声に、黒田さんは「自分から切り出すクセをつけましょう。待っていても上げてくれることはありません。発注者側にはわざわざそんなこと提案するメリットがないですから」。

 報酬は3カ月ごとに見直す、のように決めてしまい、あらかじめ契約書に書いておくのもいいという。いざ仕事を始めてみたら予想以上に手間がかかった、という場合にも修正しやすい。

「どうしても報酬が上がらない場合は、かける時間を減らして時給を上げるという手もあります。アウトプットの質が落ちなければ、クライアントは納得してくれるはず」(黒田さん)

 そのためには無駄な作業を減らして、いかに処理能力を上げられるか。テクノロジーとツールに関する情報収集も不可欠だ。

 一方、報酬に関する悩み全般について「仕事をもらっている、という感覚の人が多いのでは?」と指摘するのは日比谷さん。どうしても、下請けの弱い立場だとフリーランスのことを決めつけてしまいがちだが、それは間違いというわけだ。


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